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鴻池運輸に入社した理由

幼い頃から母の出身地だった中国に興味があり、大学では主に中国語と中国経済を学んでいました。将来は現地に渡って仕事がしたいと考え、就活では中国に拠点を持つ企業にアプローチ。グローバルな人材育成に力を入れている鴻池運輸を選びました。また、鴻池運輸は選考課程で先輩社員と話をする機会が多く、実際に自分が現地で働く姿を想像しやすかったのも入社を決意した大きな理由です。

現在の仕事内容

中国の江蘇省常熟市にある鴻池運輸の現地法人で倉庫部経理を務めています。中国で言う「経理」は「マネージャー」と同じ意味で、約30名の現地の現場スタッフの労務管理や職場環境の改善、倉庫業務の運営および業績管理を幅広く手掛けています。より現場スタッフが働きやすい環境整備、作業効率の向上や組織としての売上アップなど、目標達成と課題解決に常に頭を悩ませながらも、ずっと目標にしてきた中国での仕事に充実した毎日を過ごしています。

鴻池運輸で働く魅力

若手でもチャレンジできる機会がたくさんあるのと、先輩や上司に何でも相談しやすい雰囲気が鴻池運輸の魅力だと感じています。私は入社1年目に日本で新規倉庫の立ち上げを経験し、2年目には海外実務研修生として1年間中国に赴任しました。6年目からは成長途上である中国の都市で駐在員となり、思い切り仕事をしています。比較的短い間に自分が目指す理想に近づけたのは、チャレンジを手厚いフォローでしっかり後押しする鴻池運輸の社風があったからこそだと思っています。

仕事での思い出深いエピソード

2019年の夏、当社の倉庫を利用しているお客様工場の増産に伴い、貨物の保管量を今の2倍に増やしてほしいという依頼が舞い込みました。しかし、当時は倉庫に空きスペースがほとんどない状況で、外部の倉庫を借りるとコストが高くなるため、対応に苦慮しました。現場スタッフのリーダーと相談を重ねた結果、思いついたのが立体空間の活用。お客様の貨物の高さを計測して保管棚の高度調整を行ったところ、保管量を大幅に増やすことができました。あきらめずに考え続けることで、見事にお客様の要望に応えられたのが印象に残っています。

チャレンジしてきたこと・これからの目標

「経理」という管理者である以上、若手でも自分の行動が職場に与える影響は大きいと考えています。倉庫業務の安全品質を守るために、時には現場スタッフに厳しい言葉で接さなければならない場面もあります。そんなときに真意を理解してもらうには、普段からしっかりコミュニケーションを取り、信頼関係を構築する努力が大切。これからもその点に一層力を入れて、倉庫部だけでなく拠点全体のマネジメントを担えるよう頑張り続けたいと考えています。